日本ブランドのベビーカーの最高峰。
基本情報
本体重量 | 9.5 kg |
サイズ | ハンドル高さ 98cm × 幅 53.5cm × 全長 96cm |
折り畳みサイズ | 高さ 82cm × 幅 53.5cm × 奥行き 40cm |
耐荷重 | シート 22kg |
シートサイズ | 高さ 50cm × 幅 23cm × 奥行き 27cm |
エアバギーの特徴
①モノとしての良さ
走行性、質感などモノとしての良さは最高。クルマとして、渾身のこだわりを持って作っている感じがする。安全性という点からも高く評価できる。
ただ、ベビーカーとしての使い勝手は他に劣る。バックルが外しにくい、バーを簡単に外せない、ベルトの調節が難しいなど、さまざまな使いにくい点が挙げられる。
②折りたたみはアナログ
①ブレーキをかけて②ハンドル近くのレバーを2つ同時に握り③開き防止のストッパーをフレームに通して④ベルクロでとめて折りたたみが完了。両手必須で、10秒くらいかかる。
③改善点を考える
ところでエアバギーの開発者は、アメリカのベビージョガー社のベビーカーにインスピレーションを受けたそう。確かに、その走行性や作りが似ている。
ベビージョガー社のベビーカーも持っているが、使いやすさは断然ベビージョガー(サイズ感と自立の安定性はエアバギーの方が良い)。エアバギーも、頑丈さと走行性はそのままに、もう少し使いやすくなるといいと思う。
進化したエアバギーの妄想
<折りたたみ> ・片手・ワンアクションで簡単に折りたたみができて、自立する。開き防止のストッパーは自然にかかる。(アップリカのスムーヴが良い見本)
<乗せ下ろし>
・シートベルトは取り付け・取り外しがより簡単なものを採用。(バガブーのベビーカーが良い見本)
<軽量化>
・キャノピーやシート部分のファブリックを強くて薄いナイロン素材にする。キャノピーの骨組みも、もう少し細いワイヤーにして軽量化。
・ブレーキ周りをもう少しスマートにし、ハンドブレーキは無くして軽量化。(ベビージョガーのシティミニが良い見本)
Q&A
Q.買って後悔した?
後悔はありません。日本で現在販売されている三輪ベビーカーの中では、走行性・クオリティともにピカイチだと考えます。ただ、シートベルトや折りたたみの使いやすさでは、他の三輪ベビーカーに負けます。
Q.折りたたみ・収納に向かない?
折りたたんでも厚さがあります。その理由は、荷物入れ部分の型崩れ防止ボードが、タイヤと干渉しているから。このボードを外すと、少しコンパクトに折りたたむことができます。
また、折りたたみ後の開き防止のベルクロがとても面倒。いちいち小さい穴にベルクロを通す手間があります。これは、両面タイプの面ファスナーを使ってベルクロ部分の長さを伸ばすことで解決できます。
Q.対面にならない?
トラベルシステムを構築すると、対面ベビーカーとして使えます。ただ、他に①専用アダプターと②ベビーシートの購入が必須。
エアバギーの競合
vs アップリカのスムーヴプレシャス
質感はエアバギーの方が良い。モノにこだわりがあるならエアバギーを選んで。使い勝手で選ぶならスムーヴプレシャス。
vs ベビージョガーのシティミニGT
電車を使うならサイズの小さいエアバギー。公共交通機関を使わなければ、シティミニGTの方が使いやすくておすすめ。
vs シティトレック・ライトトラックス
これらをデザインや機能に惹かれて買う場合は良い選択だと思う。ただ、エアバギーと迷って値段で決めると、欲しかった気持ちを引きずるかも。エアバギーが欲しいなら、中古でも良いからエアバギーを買おう。
エアバギーの長所・短所まとめ
長所 | 短所 |
・片手(指一本 笑)でスイスイの走行性 ・安全で長く使えるクオリティ ・ペットバギーやショッピングバスケットになる | ・折りたたみに両手必須 ・ベルトのつけ外し・調整が難しい ・重い+持ちにくい ・折りたたんだ時や乗せ下ろしの時にバーが邪魔 |